偉大なるギター・ヒーロー…エディ・ヴァン・ヘイレン逝く

僕が人生ではじめて自分のお小遣いで観に行ったコンサートは、ヴァン・ヘイレンのコンサートでした(当時中3)。

僕はバンドをずっとやってきて、ギターもプレイするのですが、僕がギターを弾くきっかけになったは間違いなくエディ・ヴァン・ヘイレンの存在でした。

2020年10月6日、エディーは突然逝ってしまいました…

エディ・ヴァン・ヘイレン死亡のニュースを見た時、やっぱりショックでした。

正直、最近はヴァン・ヘイレンを聴く機会はあまりなかったのですが、僕は若い時、中学生、高校生の時は毎日のようにヴァン・ヘイレンを聴いていた時期がありました。

すごいギタリストってそれこそ世界中にたくさんいます。

僕はずっとバンドをやってきたし、洋楽・邦楽のロックについてはそれなりにたくさんの音源を聴いてきました。

それで、どのギタリストが一番好きか? 一番すごいか?

と聞かれたら、やっぱりエディ・ヴァン・ヘイレンだと答えます。

多分、世間ではエディーの名前よりも、クラプトンとか、ジミーペイジとか、ジミヘンとか、ジェフベックとか…そっちの方がメジャーだし、人気だと思いますが、僕の中ではやっぱりエディーが一番です。

 

MTVで見たヴァン・ヘイレンのPV

ヴァン・ヘイレンを初めて聴いたのは多分小学校高学年の時です。

当時のクラスメイトたちはみんなザ・ベストテンとかを見てて、日本のアイドルの音楽しか聴いてないような状況でしたが、僕は兄がいた影響もあると思うけど、小学生の時から見る音楽番組といえばMTVで、圧倒的に洋楽がカッコイイと思っている少年でした。

当時、80年代ってMTVの絶頂期だったし、良質なロックやポップソングが百花繚乱状態でした。

そんな中でも、ヴァン・ヘイレンの「パナマ」とか…

「ホット・フォー・ティーチャー」のMVは、映像もおもしろくて、ヘビーローテーションで放送されていたので、ヴァン・ヘイレンの存在はデカくて、聴くほどに好きになっていきました。

ボーカルのデイヴィッド・リー・ロスも歌はうまいし、ルックスもいいし、相当キャラの立っていた人ですが、やっぱりMVを観ていて圧倒的に目がいくのはエディーでした。

 

エディー… ギターウマ過ぎ!

当時の僕は、ギターに触ったこともなかったけど

このギターの人…
うますぎるやろ!

って度肝を抜かれてました。

そしてエディーって、いつでも笑いながら余裕でギターを弾いていて、本当に自由自在というか、ものすごくかっこよくて、それで僕もエレキギターを弾けるようになりたい!

って思うようになりました。

まあ、その夢は挫折して、僕はドラマーに転向することになるのですが、それはまた別の機会に書きます…

 

JUMPは最高にメロディアスな永遠の名曲

話をヴァン・ヘイレンに戻すと、僕がヴァン・ヘイレンを決定的に好きになったのは「JUMP」を初めて聴いた瞬間でした。

この曲…
かっこ良すぎる!

あのイントロ…

シンセサイザーの…

ジーー
テッテーーテッ テーテーー
テッテーーテーテテテーーー

あのメロディ…

美しすぎませんか?

多分、世界中の誰が聴いても美しいと感じるメロディだと思います。

イントロに続くAメロもキレイなんですよね。

歌のバックではずっとイントロのシンセサイザーが鳴っていて、高揚感が高まっていく感じのAメロです。

そしてBメロ…

ここで、シンセサウンドから一気にエディのバッキングギターがオブリガート的に入ってくるんですが、これがまたセンスがいい!

そしてBメロのラストの
Oh Can’t you see what I mean~~~~~
で、ものごっつ盛り上がって

サビの

Might as well JUMP!
JUMP!
Might as well JUMP!

最高ですね!

JUMPは世界的にもヒットしましたが、この〝JUMP〟という世界中の人が理解できるシンプルなワードをサビにもってきたこと。そして曲タイトルに使用したことも売れた要因の1つだとおもいます。

 

シンセサイザー弾いても神!

そしてJUMPのギターソロは短いだんけど、タッピングもしっかり入っていて、これぞエディー!というような痺れるギターソロです。

でも、エディーのスゴイところは、そのギターソロの直後にもっとかっこいいシンセサイザーソロを持ってきたところです。

僕はこのエディーの奏でるシンセサイザーソロよりかっこいシンセサウンドを聴いたことはありません。

永遠に朽ちることのない、珠玉のシンセサウンドだと思います。

今回、エディーが逝ったことで、久しぶりにJUMPのPVを何度か見返しましたが、改めてこの曲の魅力を再発見しました。

PVはシンプルなスタジオライブだけの映像なのですが、デビッド・リー・ロスはJUMPしまくっててかっこいいし、エディーはずっとニコニコしているし、めちゃくかっこいPVです。

それにみんな若い!

なんか、80年代の洋楽ロックの魅力が全て詰まったような曲でありPVですね。

本当に惜しい人を亡くしたな…
と改めて思います。

ちょっと長くなりすぎました。

というか、まだJUMPのことしか書いてません!

次回、僕が中3の時に、人生ではじめていったコンサート、大阪城ホールでのOU812ツアーのヴァン・ヘイレンのコンサートの思い出を書きます。