前々からずっと気になっていた四角大輔さんの本「超ミニマル主義」をKindleにて読了しました。
とても良い本だったので、書評というか感想を書きますね。
著者の自慢話!?ネガティブなレビューのせいで…
四角大輔さんの『超ミニマル主義』をはじめて本屋で見つけた時、まず…
ぶあつ!
って思いました。
でも、背表紙も表紙も装丁が素敵で、パラパラとページをめくってみても、余白がたっぷりで、文字・写真・イラストのバランスも良くて、デザイン的にも読みたいな…って思わせてくれる本でした。
そして、立ち読みでパラパラ読んだだけでも、そこに書かれている内容に共感することがたくさんあって、これは買わねば!と直感的に思いました。
ただ、ミニマルに生きていきたいと思い始めていた僕にとって、完全に溢れかえった本棚にこれ以上、本は増やしたくない…という思いもあってなかなか購入にはいたってませんでした。
買うべきか? 買わざるべきか? どうしたものか…
そんなふうに悩んで、Amazonのレビューを読んでいると、絶賛しているレビューが多かったですが、中には
全然役に立たなかった…
とか
後半は著者の自慢話ばかりで…
とか
けっこう辛辣なレビューもあって、それが僕の購入を遅らせることにもなったんだけど、読み終えた今だからこそいいたい!
この本、全ページが役立ったし、ネガティブなレビューした人ってちょっとズレてるな・・・・・ッ!!
と。
ほんまに世の中にはいろんな人がいて、いろんな価値観があるんだなと改めて思う。
もちろん、この本だって、絶賛する人もいれば、つまらなかったという人もいるんだろうなということはわかる。
例えばというか、僕は映画「君の名は」ものすごく素晴らしい映画だと思って、10回以上は観たけど、まったく意味がわからなかった…つまならかった…と酷評する人もいる。
いろんな価値観、受け止め方があるのはわかる。
でも、この本「超ミニマル主義」を著者の自慢話…と受け止めた人の読み方はどうなのかな…
確かに本の後半では音楽プロデューサーとして、ミリオンヒットを連発した話が出てくるけど、その部分は本の中でも特に役立った仕事術の部分で、著者の親切心は感じたけど、自慢するような気持ちは全く感じませんでした。
話が脱線してしまいました…
僕はKindle PaperwhiteもKindleFireも持っていて、電子書籍も読むけど、やっぱり本は紙で読みたい派だし、特に人生を変えてくれるような良書とか、装丁のキレイな本は本棚に置いておきたいし、そういう意味でも「超ミニマル主義」は絶対に現物の本を買いたい!
って思ってたんです。
でも、ある夜、どうしても今日、いますぐ読みたい!
という直感がきて、その足で本屋に行きました。
でも、まさかまさかの本屋が8時閉店で(田舎!)、買うことができず、自宅に帰ってすぐにKindle版をポチりました。
そしてすぐに読み始めたのです。
紙の手帳…捨てました!
読み始めると、予想通りというか、予想以上というか、ぐんぐんと読みすすめることができました。
仕事が忙しい時期で休日も外出が多かったので、読了までに1週間ほどかかりましたが、ゆっくりした休日があれば、きっと一日で一気に読み終わったと思います。
それぐらい内容にぐいぐいと引き込まれました。
超ミニマル主義ってぐらいだから、著者の生活はミニマリズムそのものです。
著者からはあらゆるジャンルにわたって、ミニマルにするための具体的なHackが紹介されているのですが、その中の時間管理術が特に僕には刺さりました。
四角大輔さんは、紙の手帳などは一切使わず、GoogleカレンダーとカレンダーアプリのMOCAですべて時間管理、スケジュール管理をしているのですが、さらに衝撃的だったのは、Googleカレンダーで全てのTODOというかタスク管理もしているというところでした。
僕も時間管理術オタクというか、今まで、時間管理、タスク管理はけっこう色々試してきました。
タスク管理としてはTodoistとかTrelloも使ってきたし、GoogleカレンダーとかGoogleスプレッドシートで、タスク管理もしてきたし、ハビットトラッカーを作ったりもしたりして…
でも、なかなかこれ! という時間管理、タスク管理ができず、ここ2年ほどは結局…
紙の手帳1つに時間管理もタスク管理も集約する!
ということで仕事もプライベートも回してきました。
以前はほぼ日手帳を使っていたのですが、ここ2年はジブン手帳を使ってきました。
紙の手帳一つに全てを集約する。
これはこれでアリな戦略だと思います。
実際、紙の手帳に全てを集約することで、タスクも時間管理も日程管理もミスが減って割と上手くまわってました。
でも、紙の手帳って、面倒くさいんよ!
小さな字でちまちま書かないと行けないし、予定によってペンの色を変えたりしないといけないし、リスケが発生した時も、タスクが完了しなかった時も、書き写したり移動させたりと、手間が多すぎる!
そんな悩みをもっていた僕にとって、四角大輔さんのGoogle Calendarひとつに、時間管理もタスク管理も集約しているというスタイルはめちゃくちゃ刺さりました。
で、僕は4000千円以上もしたまだ3月頭までしか使ってなかった「ジブン手帳」の利用をもうやめて、今はGoogleカレンダーと月間カレンダー特化アプリの「MOCA」だけで、時間管理もタスク管理も行うようにシフトしました。
このシフトは僕にとってはとても革命的な出来事なんですがそうやって人のライフスタイルを変えてしまうぐらいのパワーがこの本「超ミニマル主義」にはありました。
サラリーマンにも、フリーランスにも、主婦にも、学生にも、万人に役立つ内容がぎっしり詰まってます。
多くの人に読んでほしい本です。
Amazonレビューのネガティブレビューに騙されずに!(笑)
PS
本を読み終わった今、現物の本ではなくて、Kindle版を買ってよかったって思ってます。
とにかく今は、僕ももっとミニマルに身軽に生きていきたいって思ってます。